治療内容

歯の根の治療(歯内療法について)

歯は生きています。虫歯が進行していくと最初はしみたり、少し痛い位だったりしますが内部の血が通ってるところ(神経)まで虫歯が届くと強い痛みなどの症状が現れます。しかし痛みがなく自分で気づかないまま内部まで進行していることもよくあることです。

歯の根の治療は見えない細長い神経の通り道を様々な器具を用いてきれいにして消毒するのですが、繊細で難しい治療です。
欧米では根の治療だけを行う専門医が存在し、どんなすばらしい人工の歯よりも天然の歯を残すことに近年特に評価が高まっています。

当院では極力生きている神経を取らない治療方針ですが、神経の治療が必要となった場合、ベストを尽くして天然の歯を残すことにこだわります。また、やりなおし治療の場合、歯がより複雑にダメージを受けている場合があり、診断の上、痛みがなくとも再治療をおすすめすることがあります。建築でいうところの基礎工事が大切であるように歯の根の治療もこれに似ています。

当院での前歯のやり直し治療一例です。
患者さんにとって何をされてるか分からない治療ですが、歯の寿命を決めるとても重要な治療です。

Sの字に曲がっている歯根の治療一例
神経の通り道の形は百歯百様に個性があり、ただ神経を取る治療と言っても技術的にとても難しいケースもまた沢山あります。

同じ患者様の3本の奥歯をブリッジというやり方で治した一例です。

  1. 神経まで虫歯は及んでいましたが、神経を守ることが出来ました。
    どんなに上手な神経を取る治療より守る治療が重要です。
  2. 虫歯が進行して崩壊していた歯を抜歯しました。ダメージを受けた全ての歯を治療で残すことはできません。場合によっては抜いた方が良いこともあります。
  3. 根の先が化膿して近い将来、抜歯と言われた歯をやり直し治療で抜かずに残すことができました。

肉眼の8倍まで見える拡大鏡を導入しました。
悪くなっている歯の内部の小さなひびや溝、汚れを確認しながら丁寧に悪い所を取り除き、洗い流します。
歯の根の治療だけでなく、8倍拡大鏡は治療全般に使用しています。

さらに、最大で肉眼の24倍まで見えるマイクロスコープを導入しました。これまで以上に難しいやり直し治療に対応できるようになりました。

歯の根の神経の通り道は細く、複雑な形をしています。
きれいに治療しても歯の内部には器具や薬の届かない部分が存在します。
その為歯の内部全体を消毒する特殊な方法を用います。